久留米絣・乾杯!という泡のイメージの水玉柄
水玉模様があらわすのは、「かんぱーい!」とみんなで楽しむ、シュワシュワの泡。久留米絣の古典柄である水玉ですが、同系色の濃淡で色を染め分けてつくる技法を生かして、ポップさを表現しました。
久留米絣の2つの特徴
1.生地の風合いの良さ
60年以上前の昔ながらのシャトル織機を使用しているため、現代の織機と比べると織る速度はゆっくりですが、ゆっくり織られるからこそ、糸に必要以上の負荷がかからず、やわらかく風合いのある生地を織り上げることができます。
2.柄や模様の作り方
久留米絣の多様な柄と模様は、プリントではなく、織る前に糸を1本1本染め分け、その糸を織ることで柄を作っていきます。糸が染まった部分、染まっていない部分を合わせたり、ずらしたりすることで柄を表現します。
経(たて)糸を染め分けるのか、緯(よこ)糸を染め分けるのか、先染めした単色の糸を使うのかなどで、無地、縞、チェック、たて絣、よこ絣、たてよこ絣、つまみ染、文人絣などの様々な種類の柄や模様を作ります。「くくり」も「染め」も「織り」も機械は使っていますが、昔ながらの機械のため必ずの人の手を必要とします。この人の手を介するという部分も久留米絣の面白み、味わい深い部分でもあります。
サイズや生地の違いがわかる
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■ 日本のジーンズ「MONPE」
農作業着として戦後定着した「もんぺ」、その形はお尻周りが大きく、ゆったりとしたシルエットでした。うなぎの寝床が開発したのは、地域の人たちがタンスの肥やしにしていた反物や着物を解いた布でもんぺを作りたいという要望に応え製作されました。布を節約しながら、約36cm(着尺)の幅を活かし簡易的な設計にしていった結果、もんぺの機能はそのままの細身の「MONPE」が生まれました。これが今現代においてのスタンダートなMONPEです。
受賞年度 | 2016年度グッドデザイン賞 |
---|---|
メーカー | 株式会社うなぎの寝床 |
デザイナー | 白水高広 |
サイズ・重さ | S、M、L(別途サイズ表あり)・Mサイズ:約180g |
素材・仕様 |
綿100% ・ウエスト総ゴム仕様 |
生地製造 | 久保かすり織物 |
生産国 | 日本 |
【基本仕様】
【サイズ表】
サイズ(cm) |
S |
M |
L |
パンツ丈 |
95.5 |
97 |
101 |
ウエスト(適応寸法) |
64-96 |
65-102 |
68-108 |
ヒップ(適応寸法) |
80-95 |
87-98 |
92-100 |
わたり幅 |
30.5 |
33.5 |
35.5 |
股上 |
31 |
32 |
35 |
股下 |
64 |
66 |
67 |
ふくらはぎ(裾から約25cmの高さ) |
36 |
38 |
41 |
裾幅 |
16 |
17 |
20 |
*ユニセックス対応
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